
今回は、インコちゃんを飼うのに向いてない人の特徴です。
僕たちインコ飼いにとっては、可愛い家族ですし、後悔している人は少ないでしょう。
ですが、間違った知識、勘違いから
「お迎えして後悔した」
という方がいるのも事実。
それでもお世話はきちんとする方もいれば、逃してしまう方もいるみたいです。
特に問題なのは、逃してしまうこと。
「野生に返してあげた」
といえば聞こえは良いですが、実際はインコちゃんの命を奪った。
というのが正しい表現です。
ずっと室内で飼われ、外に出たことのないインコちゃんが野生で生きることはありません。
ほとんどの野生のインコちゃんは、比較的温かい、というよりは暑い地域で暮らしています。
そのため、日本の冬を越すことはできないでしょう。
奇跡的に冬を越せたとしても、外には天敵がたくさんいます。
今まで、家の中で安全に暮らしてきたインコちゃんが、野生動物から逃げ切ることは難しい。
外に逃したインコちゃんは、ほぼ確実に命を落としてしまいます。
そんなインコちゃんを1羽でも減らしたい。
そのため、こういう考え方の人はインコちゃんを飼うのに向いていないという点を5つ紹介します。
ぜひ、お迎えする前に見て欲しいです。
前提条件として、今回はインコちゃんを飼うのに向いてない人という動画です。
デメリットが中心のお話にはなってしまいますが、インコちゃんは1mmも悪くありません。
強いて言うなら、可愛すぎるのが罪です。
可愛すぎて、良い面ばかりを見てしまいがちの人も多い。
それが危険なんです。
どんな動物でも良い面、悪い面というのは必ずあります。
きちんとデメリット等も理解してお迎えすれば、インコちゃんはとても可愛い家族となれます。
僕も、セキセイインコのゴンちゃんとコザクラインコのサラダをお迎えしています。
大変な面ももちろんありますが、とても可愛く、後悔したことは1度もありません。
インコちゃんのことをきちんと理解した上でお迎えして欲しいので、この動画を作りました。
よければ最後まで見ていってください。
しつけができる、と思っている
インコちゃんは、どこでも構わずフンを撒き散らします。
かなり悪質な悪戯をしても、1mmも悪いと思ってないです。
気に入らないと本気で噛みます。
血も出て、マジで涙が出ます。
お世話しても全くなつかず、おしゃべりをしない子だっている。
そう、わがままで自己主張が激しいです。
飼い主の思い通りになると思ったら大間違い。
我が道をいく、王様気質です。
しつけが全くできない、というのは言い過ぎですが、難しい面が多い。
まず、インコちゃんの性質的にトイレを覚えるのは基本的に無理。
飛ぶために体を常に軽くしないといけないので、どこでもフンをします。
イタズラに関しては、鳥にとっては遊びでしかありません。
ちなみに怒っても怖がられるだけで効果なし。
インコちゃんは言葉を話せません。
要求を伝える手段は、鳴くか噛むかの2択です。
懐いていればある程度手加減はしてくれますが、驚いた時や怒った時はガッツリ噛みます。
全く噛まれないというのは、難しいです。
インコちゃんに従順さを求めてはいけません。
自由でわがままくらいが可愛いと思えないと、インコちゃんを飼うのは難しいかもしれません。
可愛いさえずり、しか知らない
小さな小さなセキセイインコ、さぞ可愛いさえずりを聴かしてくれるのでしょう。
というのは、大きな大きな勘違いです。
ギャーギャーギャー、かなりの音量で鳴くこともあります。
テレビの音なんて聞かせません。
あの小さな体の中に掃除機でも飼っているようです。
数値で言うと70デシベル程度。
なかなかのものです。
セキセイインコでこれですから、中型インコ以上になると、かなりうるさい。
うちにもコザクラインコがいますが、隣の部屋でもはっきり聞こえるレベルで鳴きます。
壁が薄いアパートとかだと、割と本気で騒音問題になりかねません。
防音対策が必要になる場合もあるでしょう。
もちろん、常に大音量ではなく、可愛く囀ることもあるので安心してください。
おしゃべりとかする子だと聞いてるだけでも面白いですよ。
短命、だと思っている
小さな体ですし、短命だと思われがちですが、そんなことは全くありません。
例えば、小型インコのセキセイインコ。
平均で7〜10年くらいは生きます。
長ければ、20年生きた子もいるみたいです。
基本的に大きくなるほど寿命は伸び、大型インコだと数十年とかが当たり前になってきます。
数年程度なら面倒見るか、くらいの軽い気持ちではお迎えできないのがインコちゃんです。
まあ、これに関してはどの生き物でもそうだと思いますが、最後まで面倒を見る覚悟は必要。
特に、年配の方や転勤が多い方、などはしっかりと考える必要があります。
インコちゃんは環境の変化に弱いため、今後のライフプランと相談してください。
世話が楽、だと思っている
小型の動物だし世話も楽だろう、と言うのは頭の中から消しとばしてください。
毎日の餌や水の交換、掃除、放鳥など、やることはたくさんあります。
特に手乗りだと数日相手にしないだけでも、ストレスで病気になることもあるくらいです。
出張が多い方や旅行に行きたい方は、インコちゃんを飼うのはおすすめできません。
餌やり等を他の人に頼むことはできますが、慣れていない人との交流もストレスになる。
自分の生活や仕事事情も考慮する必要があります。
ちなみに僕の場合は、在宅ワークで引きこもりなので外にもほとんど出ません。
まさにインコちゃんを飼うためだけに生まれてきたかのような人間です。
ペットをあまりにも下に見ている
とはいえ、ある程度の上下関係は必要かもしれません。
全く言うことを聞かないと、危険を避けられない場合もあります。
ですが、動物は人間に絶対服従するもの。
という極端な考え方の人は、インコに限らず、動物を飼うのは向いていないと思います。
動物だって意思はありますから、反抗することもあるでしょう。
そんな時に、動物への考え方次第で、虐待と言う手段で従わせようとする人がいます。
そういう人は、動物の命をあまりにも軽く見ているようで、すごい悲しいです。
小さかろうと1つの命です。
人間のエゴでペットとして家で飼うんですから、最後まで責任を持って育てないといけません。
まとめ
インコちゃんを飼うのに向いてない人の特徴でした。
きちんと飼えば、インコちゃんはとても可愛い家族です。
ですが、ネットの画像や動画で良いところだけ見て飼うのは、おすすめできません。
ネットに悪い面を上げる理由はあまり無いので、良い情報ばかりが目に入ってしまいます。
それによって、過度な期待を持ち、いざお迎えして勝手に失望する。
最終的には、逃してあげた、と自身を正当化。
というのでは、インコちゃんがあまりにも不幸です。
どの動物でも言えることですが、最後まで責任を持つ覚悟は必要です。
やむを得ない事情で飼えなくなることも、もちろんあるでしょう。
病気や事故など、想定外の事情でインコちゃんを育てられなくなることはあります。
そんな時は、逃すのではなく、里親募集や施設を探すなど、できることをしてあげてください。
育てるにせよ、止むを得ない状況になるにせよ、飼い主の責任は最後まで果たしたいですね。