
今回は、絶対に知っておいて欲しい、インコちゃんが突然死してしまう原因です。
つい昨日まで元気に遊びまわっていたインコちゃんの急死。
実は珍しい事ではありません。
どのご家庭にも確実にある意外なものが、インコちゃんの脅威になることだってあります。
後から原因を知っても、どうすることもできません。
事前に知っていれば防げた。
そのような事態になってしまっては、インコちゃんだけでなく飼い主さんの悲しみも計り知れないものとなってしまいます。
インコちゃんと長く、幸せに暮らしていくためにもぜひ知っておいて欲しい内容です。
今回は、飼い主さんの努力では防げないような病気などは省いています。
人間の腫瘍に100 %かからない保証がないように、努力だけでは防げないことも当然あります。
気をつけていれば、未然に防ぐことができるものを紹介していきます。
気温
インコちゃんは気温の急激な変化に弱い生き物です。
冬の夜に、布をかけなかっただけで凍死してしまった、という悲しい話もよくあります。
逆に、夏に日光浴の時間が長すぎて熱中症になってしまった。
と言うこともあります。
野生のインコちゃんは、暑い地域で暮らしている。
とはいっても、私たちの家にいるインコちゃんは野生ではありません。
極端に寒かったり、暑かったりという状態にはならないように注意しましょう。
冬は、ヒーターや布を被せて保温。
夏は、直射日光に注意して、部屋が暑くなりすぎないようにするなど、工夫が必要です。
アロマ
人にとっては、癒しアイテムとして人気のアロマ。
ですが、インコちゃんの命を奪いかねない、かなり危険なものです。
実際に、年に数件、アロマによる事故が起こっているそうです。
命を落としてしまったり、衰弱し後遺症が残ることもあります。
しかも、アロマのどの成分がインコちゃんに悪影響を及ぼしているのかがはっきりしていません。
そのため
「このアロマは大丈夫」
「このアロマは危険」
と分別もできない状態。
全てのアロマがインコちゃんにとって、危険な可能性があると考えておいた方が良いでしょう。
また、アロマの成分だけではなく、アロマの機器自体の汚れやカビが原因となる可能性もあります。
しかもインコちゃんは体が小さいため、人間の何百分の1の量が致死量となることもあります。
インコちゃんのことを思うのであれば、アロマを焚くのは絶対にやめましょう。
中毒
実は、化学物質や有害食品などの中毒による、突然死はかなり多いです。
金属も中毒を起こすことがあるので注意が必要です。
鉛や亜鉛、胴などは中毒になりやすい上にどのご家庭にも必ずあります。
インコちゃんがかじったり飲み込まないようにしましょう。
中毒の原因は色々とありますが、意外と知られていないのが、オーブンレンジです。
オーブンレンジは加熱すると、フッ素ガスというものが発生します。
このフッ素ガスは、インコちゃんにとってかなり致死性が高く危険です。
オーブンレンジを加熱する際やその後は、換気を徹底して、絶対にインコちゃんを近づけないようにしましょう。
他にもテフロン加工されたフライパンも同様にフッ素ガスが発生します。
まあ、個人的には、そもそもキッチン周辺にはインコちゃんを近づけないようにした方が良いと思っています。
フッ素ガスだけではなく、料理中に気化した油など、インコちゃんにとって危険なものもたくさんあるからです。
目に見えない分、注意が薄れがちなのが余計に怖いところです。
毒物
もちろん、直接的な毒を食べさせることはないでしょう。
ですが、人間にとっては無害でもインコちゃんにとっては毒物となり得るものがたくさんある。
例えば、アボカド
実は、アボカドは人間以外のほとんどの動物にとっては毒になります。
ひとかけらでも最悪の場合は、命を落としかねません。
他にも
・ねぎ
・コーヒー
・アルコール
・チョコレート
など、
全ては紹介しきれていませんが、インコちゃんにとって毒物になるものはたくさんあります。
よく分からない食べ物は、毎回調べてから食べさせるようにしましょう。
インコちゃんは、体も小さい上に、毒素の処理能力が低いため、少量でも危険です。
知らなかったでは済まないので、気をつけてあげましょう。
物理的な衝撃
飛んでいる最中に壁やガラスに衝突して、内出血を起こす場合があります。
その場ではなんともなくとも数時間後に状態が急変することもあります。
特にガラスは、インコちゃんには見えていません。
何もないと思っているわけですから、受け身を取ることもなく衝突してしまうケースがあります。
あまりにも強い衝撃だと突然死してしまうことだってあります。
放鳥の際は、窓ガラスにはカーテンを引いたり、ガラステーブルに布をかぶせるなどの対処が必要。
まとめ
インコちゃんが突然死してしまう原因についてでした。
知っているだけで簡単に防げることもあります。
飼い主さん側で防げるところはしっかり防いで、インコちゃんが元気に過ごせるようにしてあげましょう。
ですが、突然死の原因も様々で、遺伝的なことや病気、原因不明なこともあります。
全てを完全に防ぐことは間違いなく不可能です。
不可抗力の場合も実際多い、ということも知っておいてくださいね。