
今回は、インコちゃんが手乗りをやめてしまう原因3選についてです
前は喜んで手に乗ってくれていたのに、最近全然手に乗ってくれなくなった。
というお話をよく耳にします。
いわゆる手乗りくずれというやつですね。
あんなに手が大好きだったインコちゃんが、なぜ手を嫌いになってしまうのか。
残念ながら飼い主さんの行動が原因になっていることがほとんどです。
特に、ヒナの時は手乗りだったのに、成長するにつれて手が嫌いになった
という場合は要注意。
手を嫌いになった原因が必ずどこかに潜んでいます。
今回紹介する行動の中には、知らずにやっていることもあるかもしれません。
今は手乗りのインコちゃんでも近い将来、手乗りくずれになってしまう危険もあります。
それは、インコちゃんにとっても飼い主さんにとっても悲しいことです。
そうならないためにも、ぜひ最後まで見ていってください。
手に乗っても良いことがない
嫌われるようなことをした記憶はないけど、なぜか手に乗らなくなった。
というパターンは、手に乗るメリットがないことを学習した可能性が高いです。
インコちゃんの行動の基本は、行動した結果を見ています。
手に乗るという行動をした
その結果、おやつがもらえた
と言った具合です。
その行動の先の結果でインコちゃんは行動を決めているということです。
もちろん、良い結果のためにはインコちゃんも進んで行動します。
ですが、悪い結果に向かっては行動しません。
今回のケースに当てはめると
手にのっても良い結果がない、悪い結果が待っているから手に乗らなくなるわけです。
ヒナの時は、手に乗せて挿し餌をあげていたはずです。
手に乗るという行動と、餌がもらえるという結果がセットでした。
ですが、成長すると挿し餌の必要はなくなってしまいます。
インコちゃんにとって、手に乗るメリットがなくなってしまったのです。
これだけ聞くと、インコちゃんが打算で動くだけの生き物に見えてしまうかもしれません。
ですが、そうではありません。
インコちゃんはとても愛情深い生き物
大好きな飼い主さんに褒められる、というのもインコちゃんにとっては良い結果となります。
手に乗るのが当たり前になって、褒めることを忘れていませんか?
手に乗ったのに、特に反応せずにスマホをいじるという暴挙をしていませんか?
この時のインコちゃんの気持ちを想像してみてください。
前は手に乗ったら褒められて、飼い主さんも喜んでくれていた。
でも、最近は手に乗っても喜んでくれない、、、
手に乗っても、飼い主さんは嬉しくないんだな、、、
と学習し
良い結果につながらない、手に乗るという行動をやめてしまうでしょう。
インコちゃんは餌やおやつなどの報酬だけでなく
大好きな飼い主さんからの愛情をとても大事にしています。
もし、今手に乗ってくれないのであれば、最初はおやつを見せて手に乗ってもらいましょう。
もちろんその時に褒めることも忘れずに。
時間はかかるかもしれませんが
手に乗るのが良いことだと覚えて、おやつがなくても手に乗ってくれるようになるはずです。
手が怖い
もちろん、叩いたり殴ったりと暴力を振るっている人はいないでしょう。
ですが、暴力以外にもインコちゃんが手を嫌う原因になる行動があります。
それは、後ろから手を近づけることです。
人間からしたら大したことないと思うかもしれません。
ですが、インコちゃんからしたら手を嫌いになるには十分すぎる行動なんです。
というのも、インコちゃんは野生界では捕食される側の生き物
基本的に後ろから襲われます。
そのため、後ろから手を近づけるのは、インコちゃんにとって襲われているのと同じです。
そのため、手を怖がったり、嫌いになったりします。
インコちゃんに触る時は、必ず前から触ることを意識しましょう。
ケージに戻らないからといって、後ろから鷲掴みなんてしてたらいつか必ず嫌われてしまいます。
大好きなインコちゃんに怖がられるのはとても悲しいことです。
絶対に後ろから手を近づけないようにしましょう。
コミュニケーション不足
ヒナの時は、挿し餌があるので半ば強制的にスキンシップをとる時間がたくさんありました。
ですが、成長すると餌も一人で食べ、そこら中を飛び回り、飼い主さんの必要性が薄れます。
飼い主さん側も挿し餌から解放されたこともあり、安心して見守っているかもしれません。
そこが落とし穴
一人立ちを喜んでいる場合ではありません。
インコちゃんに一人でずっと遊ばせていると、飼い主さんがいなくても楽しいと学習します。
むしろ、飼い主さんはかまってくれないから、行ってもつまらないと感じているかもしれません。
無理やり捕まえたりするのは逆効果ですが、一緒に遊ぶ時間は必ず確保しましょう。
おもちゃで遊んだり、おやつをあげたり、手に乗せて話しかけたりとなんでも良いです。
とにかく、コミュニケーションを減らさないように心がけましょう。
コミュニケーションが減ってしまうと、インコちゃんは飼い主さんに興味を示さなくなります。
コミュニケーション不足が続くと手に乗らないどころか、荒鳥となる可能性もあります。
インコちゃんは仲間意識が強く、コミュニケーションがとても重要です。
インコちゃんの態度が冷たいと感じる時は、コミュニケーションが不足しているのかも。
注意点は、インコちゃんの意思を尊重することです。
インコちゃんだって、たまには1人で遊びたい時もあるでしょう。
飼い主さんと遊ぶ気分じゃない時もあります。
人間だって、四六時中誰かといることを強制されると疲れてしまいます。
「もう1人にしてくれ」
と叫びたくなることでしょう。
大事なのはバランス。
インコちゃんが楽しく遊べることを意識しましょう。
まとめ
インコちゃんが手乗りをやめてしまう原因3選についてでした。
・手に乗っても良いことがない
・手が怖い
・コミュニケーション不足
でした。
当たり前だと感じた部分もあるとは思います。
ですが、意識していないと忘れがち。
インコちゃんからの愛情を当たり前だと思わず、こちらからも精一杯の愛情を注ぎましょう。
インコちゃんはとても愛情深い生き物。
愛情が足りていないと人間に興味をなくしやすい。
その分、飼い主さんを深く愛してくれる、可愛い家族です。